いまさら「AirMac Expressとは?」(その2)

できること、できないこと

前回の続きになるが、香港のApple Retail Storeの「Genius」カウンターでこの「AirMac Express」についての用途を訪ねたら、真っ先に「これはビジネスの出張や旅行のためのものです」という返答が帰って来た。

確かにこれは小さくて軽い。重さも210gだ。しかも、どこのホテルに行っても、インターネット完備の場合、有線LAN対応であっても無線LAN対応というのは、なかなかなかったりする。旅先にiPhoneやiPodTouch、iPadを持っていっても使えない。しかし、これがあれば別だ。これをルーターとして使い、無線LANとして接続する。しかも設定は簡単ときている。
たとえば、iOS5でiPadからも「AirMac Express」を簡単設定できるようになったわけだから、出張や旅先に、重いノートPCをわざわざ持っていかなくとも、iPadと、この「AirMac Express」さえあればOKだというわけだ。もちろんiPhoneでもたいがいのものをこなせる。

しかしこれだけだと、結構安い値段でそういう小型の旅行用ルーターは売っている。しかもそういう時、ルーター側のオーディオ端子やプリンター端子など、なんの役にもたたない。でも、この使い方を推奨するということは通常、ホテルではなく、自宅などで使用することのメリットは、さほどないのではないか?

そう考えながら、実際使ってみると、この商品の欠点も見えてくる。

1)最近のプリンターは多機能だ。印刷以外にも、スキャナーやFAXができる複合機を使う家庭も多い。問題はプリンターは無線で使えるが、一緒にスキャナーは使えないことだ。結局、スキャナーを使う場合は直接、プリンター(この場合、複合機)と、繋げなければならない。

2)この「 AirMac Express」が1個しかない場合、結局、これに直接、イヤホンジャックとプリンターを繋ぐということは、プリンターと、アンプ付きスピーカーがほぼ同じ場所になければならない

3)音楽はiTunesを使ってしか音を飛ばすことはできない。しかも、iTunesを使っても、動画などの音は、AirMac Expressに飛ばすことができない
他のソフト経由でも音を飛ばすものはあるのだが、残念ながらかなりの音ずれをおこしたりする。
ここで困った事は、自分がかなりの音楽マニアなので、CDを腐るほど持っているのだが、自分が持っているiPhoneの容量はたった16G。同期しない音楽をiTunesのチェックをはずすことによってコントロールしているのだが、家庭にいる時は、外と違って、同期をしていない音楽を聴きたかったりする。残念ながら、iTunesでチェックをはずしている音楽は連続再生できないので、別の音楽再生アプリを使っていた。しかし、この別の音楽再生アプリは、音を飛ばすことができないのだ。

これらは、うすうすわかっていても、買ったあとで使ってみて、初めて「あっ!」と気付くものだ。

しかも簡単なはずの設定が・・・・そのためにおこる問題は次の機会で。

いまさら「AirMac Expressとは?」(その3)