どこの世界にもプロは、まだどこかにいる

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PCや電機製品が壊れた時、問題はどこに修理を出せば良いかである。

携帯電話が壊れた時、例えばiPhoneの悪名高いホームボタン が壊れ、すでに、保証期間が過ぎていた場合、Appleに修理に出すと、大変なお金を取られる。その時は香港では、携帯電話販売で有名な旺角(モンコック)の先達広場に行く。そこで、若者が直すのだが、とにかくめちゃくちゃ。時にはたばこを吸いながら、ほこりだらけのところで、雑に修理する。保証期間は たったの1ヶ月。その後、すぐ壊れる、料金も人によって違ったりする。特に日本人はぼったくられているみたいだ。ネットで、日本人の体験談をみると、「こいつは市場価格の3倍取られてやがる」とか思ったりする。ちなみに以前修理に出したら、カバーにひびが入っていて、あとで、わかったことだが、iPhoneの底の、止めねじもなくなっていた。また、電話だけでなく、PCを修理するところもろくなところがない。当たり前の話だが、不動産が高いので、そういう店で、ちまちまやっていてもコストが あわない。だからそうなるのだろう。しかし、昔はプロがいた。なんでも直してしまうような店が・・・・。

たまたま、ある路地裏に汚い修理屋 を発見した。どぶのにおいがする、三畳くらいの狭い倉庫みたいなところで、何の看板もない。こういうので、インチキの店は、やたらと多い。しかも修理は雑だったりする。
ただ、前から ここの店は気になっていた。何故ならば、そこで、そこの倉庫にぎりぎり入るくらいの大型液晶テレビを解体していたからだ。そして、それをみるみるうちに50を とっくに過ぎた「ある親父」が修理していく。「何者だ」と思っていた。
今回、ある「事件」がおこり、家のかなりの電機製品が壊れてしまった。全部 買い直す金もないし、今時、そういうのを全部直すような電機の修理屋もない。というか修理してもかなり高額だし・・そういや・・・待てよ・・・ということで、例の気になって いた店を思い出した。そして駄目もとで持っていった。

結果は・・・やはりプロだった。とってもリーズナブルな値段で、あっという間に直してしまった。聞けば、 PCまで、ほぼ直せないものはないという。しかも、今時香港では珍しく、きちんとした英語も話す。そこの親父、いつも忙しいのだが、どうやら口コミで広がってい て、特に近くの大学の寮生達の間で、なんでも直すということで、とても有名らしい。(近くといっても、その寮から歩いて20分くらいの所だし、しかも、場所は住所を聞いても、まず99%どこにあるか、わからない)彼らの「お助け修理所」となっているとのこと。

レストランもそうだが、不動産の値上がりでやっていけず、普通のマンションで密かに顧客限定で営業しているようなところはまだマシで、引退を余儀なくされた料理人も多い。汚い定食屋みたいなところに、どう考えてもただ者ではない腕を持った料理人が働いている店もある。修理屋もそうだ。プロは、まだどこにいる。そのかわり表舞台でどうしようもない素人が、大きな店で暴利を貪っている裏で、ひっそりと・・・・

 

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