一応、評価はできるのだけれども・・(続き)

前回の「一応、評価はできるのだけれども・・」の簡単な続き。

今回のWWDCの目玉はやはりこれまた事前に漏れていたApple Musicなんだろう。ただ、現実には、これはデベロッパーのための会議だから、Appleのプログラミング言語、「Swift2」のオープンソース化の方がよっぽど今回の目玉には違いなんだろうが。

残念ながら、Apple Musicの発表に関して「このレベルか」と思ってしまった。そして「音楽」ってなんだろうと、逆に疑問に思ってしまった。
このApple Musicがたいしたサービスではないと言っているわけではない。だいたい、こういうサービスになるのは予想がついたし、その基本は、iTunes Matchであり、iTunes Radioだ。実はこの2つのサービスのオリジナルの基本概念は素晴らしいと思っていた。しかし、やり方がよくなかったと思うし、そのための「インフラ」もちゃんと整えてなかったし、さらには、レコード業界やまたそれより大きな「国」などに対するアプローチも上手くいかなかったので、まだ成功に結びついていないのだと思う。
そしてAppleが音楽業界を上手く飲みこんで、発展させるどころか、逆に飲み込まれてしまった感まである。
→「一応、評価はできるのだけれども・・(続き)」の続きを読む

一応、評価はできるのだけれども・・

今年もAppleのWWDC (World Wide Developers Conferenceの略。いわゆるディベロッパーのための会議)が開催され、6月8日、日本時間9日の午前2時から、いつもの通り、基調講演が開催された。

最近では、結構その発表される予定の内容が、事前にダダ漏れ状態で、そのダダ漏れしていた内容を聞いても、「で、それがどうした?」というレベルで、なんだかやはり、傾向的には、残念ながら「あの企業に似てきた」事に懸念を覚えてしまう。

とは言っても、さすが経営手腕が光るクック氏体制のAppleだと思うのは、そのダメになった企業とはひとつだけ大きく違って評価できる点として、ちゃんと現在の問題点を理解していて、それをなんだかんだ言いながら、ごまかしつつも、それに対する対処を、きちんとやり、未来につなげようとしている姿勢だ。 →「一応、評価はできるのだけれども・・」の続きを読む

予想通りというか・・・

6月2日(日本時間、6月3日の午前2時)に、Apple恒例のWWDC2014の基調講演が開催された。
新しいハードの登場の発表も期待されたが、これは何も出なかった。だいたいWWDCとはあくまで開発者のためのイベントなので、その「新しい」ハードを活かして新しいアプリ開発をとなるが、別にハードの方の発表会ではない。へたに、ここで、iPhone等の新製品を発表したら、現在のハードが新商品待ちで売れなくなる。「合理的」で「利益追求型」の現在のAppleとしては、そういう行為はマイナスでしかない。そして、発表しないもうひとつの意味は、その「次に出てくる」新しいハードに、開発者が逆にとまどうくらいの大きな「イノベーション的」進化はないのであろう。

今回、新しいOSの発表、MacならOSX、iPhoneやiPadならiOSの発表はもちろんあった。その感想は、「やっとか・・・」だ。
とうの昔に、せっかくのiPhoneとiPadの普及、さらには、iCloudと、それをMacに連携させるべきことはわかっていたはずだ。それが、故ジョブズ氏のアイデアの遺産だったはずだ。本当にAppleはその「遺産」を小出しにする。そして、今回、そのMacとiPhone、iPadの連携を全面に押し出してきた。

新しいMacのOSXは「Yosemite」。寄席見て?ヨセミテだ。ご存知の通り、前回の「Mavericks」からOSXの名前が地名に変わってから、プレゼンテーションでは、「今回は、一体どこの地名に行くんでしょう?」と、書くのが恥ずかしくなるような、これがアメリカン・ジョークかと思わせるような小ネタを挟みながら、あまりひねりがあるとは思わない世界遺産の名前を発表した。
まあ、「それなりの」アイデアの通り、MacがやっとiPhoneやiPadと、本格的に連携がとれる以外、そんなに目新しさはない。逆にMacのデザインをiPhoneやiPadに寄せた分、ダサくなった気がする。
確かに数々の新しい機能は嬉しい限りではあるが、「これあのアプリのパクリでしょ?」と言いたいものばかり。ネーミングまでもだ。

→「予想通りというか・・・」の続きを読む