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衝撃的だった映画

もう1ヶ月以上も前の話となってしまったが、昨年、俳優の菅原文太さんが亡くなられたニュースが報じられ驚いたが、本当に昨年はその年末にかけ、高倉健さんとか、映画界の大物と言われる方々が、次々にお亡くなりになられた。

過去の代表作として紹介されるのはやはり、「仁義なき戦い」や「トラック野郎」といったところであるが、個人的には昔見て、衝撃を受けたのは、深作欣二監督の「人斬り与太 狂犬三兄弟」という映画だ。しかも共演の菅原文太の弟分を演じているのは田中邦衛だ。タイトルもおどろおどろしいが、当時、この映画を目的に映画館に行ったわけではなく、またリアルタイムでもないが、もう30年以上前に、昔の邦画を3本立てで安く上映しているいわゆる「名画座」があって一時期それにはまり、とにかく映画を見まくった時期があったが、その時に上映された1本であった。

1972年の映画なので、「仁義なき戦い」シリーズの前で、実際、「仁義なき戦い」の中にも、これと似たような話が出てくる
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「人の痛み」

日本で夏に公開された3D映画、「STAND BY ME ドラえもん」は、まだ香港では公開されていない。いわゆる香港での「お正月(チャイニースニューイヤー)映画」として今年の2月に公開される予定だ。

ドラえもんの一番最初のテレビのアニメ化は失敗だった。リアルタイムで見ていたが、全く面白くなかった。その後、「2回めの」アニメ化は大成功で直ちにブームが起きた。一回目と二回目の違いは何か?一回目は脚本家がオリジナルのドラえもんストーリーをテレビ用に作り、二回目は原作に忠実であったからだ。
故藤子・F・不二 雄氏の「珠玉のSF短編集」などを読んでもわかるように、それぞれの話が短いストーリーながら大きなストーリーが凝縮されて出来上がっている印象だ。なので、登場人物の1語、1語のセリフに無駄がなく、時として、かなり深い意味を持つ時がある。

映画「STAND BY ME ドラえもん」の良かった点は、その内容が、ドラえもんのオリジナルの何話かのマンガのストーリーを元に、かなり忠実に作られていた点だ。
しかしながら、3Dに関しては、大変面白い試みとは思う反面、個人的にはあまり好きではない。どちらかというと、その3Dの映画そのものより、その元になった漫画のシーンを思い出して涙があふれる感があったからだ。

そしてこの3Dの映画のいろいろな話の中には、例の1999年のアニメ映画版でもお馴染みの「のび太の結婚前夜」の話も含まれている。大人になったのび太くんとの結婚に不安を持つしずかちゃんに対し、しずかちゃんのお父さんがしずかちゃんに話すセリフの数々が感動的だ。

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今年もおしまい

今年もあと8時間あまりでおしまいだ。本当はもっと早く書こうと思っていたが、年末よくある香港のインターネットトラブルで更新すらできない。まあ、一部の地域やプロバイダによっては全く問題ないのであろうが。

昨日も日本なら年末でどこでも人だらけだろうが、(まあ、香港は平日でも休日でも、いつでも人だらけなのであるが、)香港では単なる1平日であって、その日は「毎週火曜日」の「映画の日」となり、映画料金がお安くなる。
昔の香港では本当に「庶民のための」映画であって、その料金の安さにびっくりしたものであったが、今やその料金もだんだん日本のバカ高い映画料金と変わらなくなってきた。香港は映画館存在における地域のシナジー効果もクソも考えなくなり、ついには単体の「不動産」しか考えていない。そして独占。映画のスクリーンも小さなる一方だ。映画のコピーがどうのこうの言うが、問題は決してそれだけではない。

今ではその高い映画を安く見る良いチャンスなの日なので、中国版タイタニックと言われているジョン・ウー監督の映画「大平輪」(The Crossing)の上編を見に行く。 →「今年もおしまい」の続きを読む

一度やってみたかったこと

今年のクリスマスは終わってしまった。Appleの「12Days」もなかった。(最近の香港のApple Storeの某店の前では、堂々と「業社」がiPhoneを「何台も」取引していて、それを野放し。無法地帯?ついにここまできたか・・・もうiPhoneに関しては、香港では見たくもない!勝手に「みんなグルで」変なことばかり「カネのために」やってくれ。)そしていよいよ年末だ。ところでもう終わってしまった クリスマスと言えば、故大島渚監督の名作、「戦場のメリークリスマス」を思い出す。

あのラストシーン。坂本龍一の音楽、「メリー・クリスマス ミスターローレンス」の絶妙なタイミング。ローレンスと今や監督としても巨匠である北野武のあの名演技と名台詞、「ローレンス!(その後、北野武のめいいっぱいの顔のアップで) メーリークリスマス、メリークリスマス、ミスターローレンス」といった後でのエンドロールと、あの主旋律!あそこの場面だけでも感動で身震いして涙が溢れてしまう。
その音楽、坂本龍一の「メリー・クリスマス ミスターローレンス」には、いくつものバージョンが存在するので、あの映画の中のあの曲は完全に計算した映画のためのバージョンだったのだろう。

そう言えば、劇団ひとり初監督の「青天の霹靂」は、それを考えると、ラストは思わず「惜しい〜」と思ってしまった。あのラストシーンで現在から過去に変わるあのシーンでMr.Childrenのそれにあった静かな「映画にあった」前奏があって、最後のセリフのあとのエンドロールで、歌が始まっていたら・・・もっと号泣したかもしれないと。
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