安いのには訳がある(前編)


もうかなり昔に書いたが、香港で売られている電気製品などで、「行貨」や「水貨」という文字を見かけることがある。 大概、「行貨」より「水貨 」の方がお値段がお安いのであるが、これは一体何かというと、「行貨」は通常、香港でのメーカー正規品であり、「水貨」は海外からの並行輸入品を指すのだ。

1年ほど前、この「水貨」と言われる商品に疑問を感じ、その件をについて詳しく書こうとしたのだが、問題が多すぎるため、お蔵入りにした。しかし、最近では、とうとう香港の一般ニュースで問題になっていると、テレビのニュースで流れて来たので、ちょっと書いてみることにした。(しかし体調不良で書きかけばかりになっている。これも2ヶ月前の話で・・・すみません。)
その疑問を感じたのは、ある商品を購入しようとしたことからだった。

その商品とはJ社のある大変音が良くて日本でも評判が高い小型スピーカーで、それをを購入しよう考えたのであるが、そのJ社のスピーカー、香港でやたらと、「水貨」、つまり平行輸入品が売られていることに気がつく。そして値段は行貨に比べて数割ほど安い。お得だ。

しかし平行輸入品の場合、保証が問題だ。「行貨」は正規品なので、通常1年の製品保証がある場合が多い。しかし並行輸入品だと故障した場合、修理に持って行くことができない。その買った店で数ヶ月なら、無償で修理ができる場合もある。特に、その「輸入先」が問題で、例えば日本とかのものならば、小型なものであれば、日本に行く際、持って行って修理に出す手もあるし、壊れにくかったりする。

で、その商品を売られている店に、これはどこの国からの平行輸入品だと尋ねると、「答えられない」という返事。「???」何かがおかしい。まあ、中国大陸の方かと思い、保証期間を聞くと、「0日だ!」という。え、それはどういうことだ????詳しく聞くと、購入して、その場でチェックして、翌日ではもう初期不良の返品にすら応じないという。

なんじゃそりゃ。「詐欺」のかぐわしい臭いがする。その店は、その平行輸入品だけではなく、ちゃんと、「行貨」の正規品も同時に売っている。しかし、見ていると明らかに、正規品をエサにして、それより安い「水貨」を売りたいようであった。

そのスピーカー、水貨でもそんなお安いものでもないので、そんなギャンブルみたいな買い方はできない。しかも他の店でその売られている水貨のスピーカーについて同じ質問をしても、やはり同じような回答が返ってくる。

どうも腑に落ちないので、ネットで色々調べてみる。でもよくわからないので、とりあえずその時は、購入を見送った。

それから数ヶ月、結局、スピーカーは買わず終い。そして、たまたま、そのJ社の公式ホームページを見ると、最近当社商品の偽物が出回ってますとのお知らせ。で、その偽物の特徴(製品の箱)をよくよく思い出してみると・・・うる覚えであるが、確かに、その偽物と同じ特徴があったようだった。確認のため、それらの店へ再び行ってみると・・・全て商品は消えてなくなっていた。

つまり、本来の意味の「行貨」ではなく、単なる「偽物」というわけだ。その消えた偽物。後々、ある店でお目にかかる。さすがに「J社」の箱ではなかったが、安値で売り急いでいたようだ。もちろん購入しなかったが、音はそこそこ良い「精巧な」偽物のようであった。

やはり安いものには訳がある。「水貨」には、よくよく注意した方が良い。で、最近は、こう書いてある店すらある。「行貨」の話だ。

安いのには訳がある(後編)に続く・・・と思う。

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