で、iPad miniは、どうなのか?(その3)

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「で、iPad miniは、どうなのか?(その2)」の続き

本当は、iPad miniの画面のサイズの件などあれこれ書こうと思ったら、予想に反して、意外に実機が早く手に入りそうになってきたので(そのへんの事情や、トラブルは、今度書かせてもらいます。しかし、香港のApple Storeを使うと、毎回本当に不愉快な思いをする。)、サイズの件は、また実機を使い倒した後で書くということで、今回は、中国系の人達のiPad miniに関する需要などを中心に、いくつか書いておこうと思う。

昨日、香港のApple Retail Storeに行って、iPad miniを見てきた。そして始めて、iPad miniを実際につかってみたが、発売前に予測した、そのほぼ想像通りの素晴らしい商品であった。いろいろな工夫やこだわりがある。

他社と、スピーカーで一騒動あったが(モノラルだと思ったらステレオだった話)、個人的には、ちゃんと、Appleがその前に発表していた仕様で、マイクがスピーカーのところではなく、イヤホンジャックがある面にあったので、下部の方は、2つのスピーカー(ステレオ)ではないかと考えていた。
まわりの音がうるさくて、あまり音が聞こえなかったが、ちゃんと、ステレオの音だと確認できた。

また実際に手に持ったかんじなど、重さなどの負担もさほどなく、思った以上に持ちやすい。考えられる、本当に、「丁度いい」サイズだ。やはり良い商品だ。売れて当たり前の商品だ。

しかし、その肝心のApple Retail Storeは、あまりiPad miniを全面に押し出していない。まるで逆に香港では売りたくないようだ。最初は、一体、iPad miniがどこにあるのか、探せなかったくらいだ。戦略的なこともあるだろうが、ここでは書かないでおくが、まあ、何故かは容易に想像つくかと思う。

iPad mini発売前の個人的な予想は、この商品、触って始めて、そのよさがわかるだろうから、前回の「新型」iPadのように、最初に爆発的に売れて、静かになるのではなく、ゆっくり徐々に売れ行きが上昇していくのだろうと思った。
だから、今の香港での全体の販売戦略に関して、個人的には、かなりの疑問が生じる。このままだと、消費者が「代替品」で満足して、いつのまにか、商品が忘れされる可能性もある。しかし、たとえそうなっても、次は、Retina版などを出して、また需要を喚起させると思うが、もったいない。まあ、慌てるほど、会社は小さくないから問題はないのだろうけれども。それよりも、「利益率」か。

中国系の人々には、普通の携帯より、スマートフォーンの人気が、幅広い年令層で高い。また、普通のPCより、タブレットの方が人気だったりする。じゅあ、彼らのタブレットの主な使い道とは、なんだろう? なぜ、特に中国系の人とかが、必要なのか?

以前、香港の病院で、老人がサムスンのタブレットでメールをしていた話を書いた。

たとえば、中国語には、「繁体字」と「簡体字」の文字がある。
みんなどうやって、iPhoneやサムスンのスマートフォーンで文字をうっているのか見ていると、いわゆる、読み方ではなく、タブレットに直接字を書いている。実は、それが一番、簡単な方法だ。しかも、日本で言うところの漢字なので、だいたいの「形」で文字を判断して くれる。つまり、正確に文字を書かなくとも、ミミズがはったような文字を、ちゃっちゃっと書くと、ちゃんと認識してくれる。通常書くのが難しい「繁体字」でもだ。

例えば、香港人がメールをする場合、結構、年の人など、英語の場合が多い。確かに、もともと英国領だったこともあるだろう。しかし、 そ れだけではない。中国語のタイピングが難しいからだ。また、イーピン(発音)でうつ方法も、中国人ですら、なかなか、すらすらとタイピングができなかったりする。ちゃんと書くことはできても、そのタイピングは全くできない人も多い。
だから、最近は、同じ中国人で英語でメールをやり取りしている人達の間でも、文章に中国語も混ぜることが多いそうだ。

だから、タブレットは、中国系の人達にとっては、今や大切なアイテムなのだ。
普通は、携帯電話でも良いが、あの小ささでは、若い人には良いのだが、年をとって字が見えにくくなると、自分の書いた文字すら見えにくい。だから、サムスンなどの他社がかなり大きめのスマートフォーンをだし、「このサイズ売れるの?」と思ったら、香港などでは売れるわけだ。

iPad miniはそういう意味でも良い。しかも、Siriは、中国語のマンダリン(共通語)や広東語にも対応した。

しかし、iPadは、持ち歩くには、ちょっと大きすぎるし重い。
個人的に、まだiPadが登場する前、故ジョブズ氏なら「画面が大きいiPod Touch」を登場させると考えた。実際、iPadという商品で現実化した。ただ、予想とひとつ、大きく違ったものがあった。それは、その重さだ。結局登 場したのは、ノートブックPCを若干軽くしたぐらいであった。たぶん、それで、十分だと思ったのであろう。

初代iPod Touchを購入する前、シャープの「ザウルス」を持っていた。そして、出張の時のビジネスアイテムとしても使用していた。その重さは、300gまでいかない。
だいたい、持ち歩く時の重さで「500g」というのは目安で、個人差はあるだろうが、それ以上は、常時持ち歩くのは、ちょっときつい。
今回のiPad Miniの重さは0.68ポンド。つまり308gだ。この重さなら常時、持ち歩くことができる。

そういえば、Apple Retail Storeには親子連れも結構いた。おもしろいのは、大人ではなく、やはり子供がすごい興味深々で触りまくっていた。
この重さなら、子供にも持ち運びが楽だ。iPadが結局、子供のおもちゃ化にされるのは、別に良いことだが(学習にも良いし)、ある、家庭におじゃました時、小さな子供が、重そうに、iPadを持ち歩く光景を結構見たりしていた。これなら他社の同じようなタブレットより軽くて、小さな子どもでも持ち歩ける。

ある家族連れは、小さな子供が、おじいちゃんに、「買ってよ」とせがんでいる。孫がかわいいおじいちゃんは、買う気まんまんだ。でもかんじんの商品は、抽選でないと買えないけれども。お母さんがおじいちゃんに、「今は、買いたくても買えないのよ」。Apple Storeのネット販売では2週間待ちで、とりあえず買えるが、2週間は長い。
また、ある家族は、子供が「うちのはいつ来るの?」と、お母さんに言っていた。もう注文したようだ。「まだまだよ。一応抽選もやっているけど、当たらないし。」

近くの某電気製品を売るチェーンの店が、そういう状況から、堂々30%以上のプレミアム価格をつけて売っていた。しかし、それすら売り切れだそうだ。
大容量より16GBが人気が高く、「この値段なら、子供のためにも手が届く値段」なのだろう。
やっと、サムスンの牙城の、Appleから言えば、新たな購買層に食い込むタブレットの登場なわけである。

「で、iPad miniは、どうなのか?(その4)」に続く

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