香港人は歩くのが遅くなったのか?

1980年代に始めて香港に降り立った時、その香港人のパワフルというかエネルギッシュさに驚いた。なんだかんだ言っても、みんないきいきして、本当に「生きている」というかんじだ。
当時、中華のレストランなどに行くと、やたら目がギラギラした老人が骨付きの肉にしゃぶりついている光景があった。老人が老人らしくいない。それはただの老人の特殊メイクをした若者のようなかんじだ。そして歩くスピードもみんな速い。時間がもったいないというかんじだ。

20年くらい前になるだろうか、 昔、日本でも有名になった、かの、シンガポールのポップアーティスト、ディック・リーが香港人はシンガポール人と比べて歩くのが速く、自分にはあわないみたいなことを言っていたような文章を読んだことがある。シンガポールはその頃、「とにかく1年中暑い」ということもあるが、歩くのがとにかく遅いという印象だった。

それが、確か2007年頃のある調査で、歩行者の歩く速度の世界一が、なんとシンガポールという研究発表が公表された。最初は、単なる冗談かと思った。それと同時にその発表までの10年間で、シンガポールでは歩く速度が30%ほど速くなったとの話であった。 →「香港人は歩くのが遅くなったのか?」の続きを読む