ここ数年、本当に香港で安くておいしい店が減った・・

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かなり以前から、書いているが、本当に、ここ数年、香港で「安くておいしい」と言われるレストランというか食堂というか、食べ物の店が激減した。特に生活と密着しているような店ほどだ。

店舗の家賃が、たとえば、繁華街やオフィス街とかで高騰しているのならばしょうがない。好景気やバブルではよくある話である。まあ、住宅地なら高級住宅地みたいなところもだ。

問題は、現在、やっと新聞等で報道されるようになったが、(何故か今まで問題になっていたのに報道されていなかった)日本で言うところの公団住宅というかシンガポールでいうHDBみたいなところで、本来、「生活」の中の仕組み的にも、店舗の家賃など優遇されなければいけない、その場所に組込まれている生活に必要な商店やレストランが、相次ぐ家賃の高騰で追い出されていき、大手のチェーン店以外はなくなり、(なので、別に大手チェーンとの競争に負けて店をたたんだわけではない)、採算などあうはずがないので、その店舗に新しい店が入らなくなって、不況でもないのに、どこぞの国の問題になった、まるで、ゴーストタウンみたいに、がらがらになってしまっていることだ。

まあ、それは、ある意味、仕方がないことかもしれない。しかし、本来、営利目的ではない、シンガポールでいうところのHDBみたいなところでもで、(実はそこに、赤字部門の証券化という背景があるのだが)そして、問題は、その原因が香港が「不景気」で、政府の予算がないとかというわけではない。

「人々のため」「安くておいしい」ものを供給しようとすると、どうしても利鞘は薄くなる。そして「家賃」という固定費が、急激に、そして「常識はずれ」に増大したため、いくら値上げしたとしても家賃をカバーできず赤字になり、店を閉めるしかない。それが、今まで、何十年にもわたり、香港の中国への返還の時のバブルとその崩壊や金融危機も、必死で乗り越えたところでさえ、ギブアップというのは、ここ数年の香港での不動産関係の歪さは、バブルとかそう言う話ではなく、どうも「異常な」気がする。

香港でもシンガポールのHDBを参考にしているそうだが、「人々の生活」に関することは全く参考にしていないのだろうか。(シンガポールでは以前書いたとおり、ホッカーフードという、安く食事を提供する店舗が付随していることが多い)
まあ、もともと高級マンション地域などは、そこの生活に必要な生活用品やレストランなどの店舗地域は、そこの開発不動産と関係が深い大手チェーン店が、不動産屋しかないのが、中国返還後あたりからの現実だが。

まあ、そういうのは書いても書ききれないし、解説のリクエストもないので、とりあえず置いといて、問題は、ここ数年間本当に香港で、「安くておいしい店が激減した」ことだ。

実はそれでも、あることはある。でもここでは書かない。というには、そういう店は、書かなくても人は多いし、たいがいこれ以上、人が来ると、いつも行っているこっちとしては、不利益はあっても、何の利益もないからだ。

ただ、そういう店は、もともと、自分で不動産を持ってやっているところが多い。でも問題は、そういうところって、店主が高齢になり、あとを継ぐ、いわゆる後継者がいないことだという。実際、そういう理由で、つい最近店を閉めた、老舗の激うま店があった。「お客さんが喜んでくれて、そこそこ生活ができれば良い」と考える若者より、その店売ってキャッシュを手に入れて、もっと楽なことをやれば良いと考える人がほとんどらしい。

この「歪な状況」が、新しい香港の政権で、どう変わっていくのかどうかを注目したい。

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