香港とかのお米の話(その4)

Pocket

お米には大きく分けて、長粒米、中粒米、短粒米の3種類がある。

日本のお米はご存知の通り、短粒米だ。香港というか中国の広東省は、主に長粒米が主食として好まれて食べられている。そしてタイ米もこの長粒米になる。

前回書いた通り、タイのジャスミン米(香り米)は、大変おいしく香港でも人気がある。もちろん、一般の中国の長粒米よりも人気があり、値段は高い。

しかし、昨年、ご存知の通り、タイの洪水や政策や諸事情などのために、タイ米の値段が上昇した。香港人の一般の主食である長粒米の値段が上昇したが、実際、タイ米の値上げはそれほど激しいものではなかった。しかし、問題は、「その動き」を利用した「動き」である。

なんと、タイ米より安いはずの中国の一般の長粒米の値段が、タイ米の値段を抜いて上昇したのである。まさしく投機的な動きだ。理由は前回書いたことも一因なのであるが、なんともひどい話である。

以前、にんにくや塩などでも噂で投機的な動きで食料品価格が乱高下してしまったことがあった。まあ、それが「自由経済」の現実なのだが。

実は、それよりもっと変な動きがある。この一般に食べられている、長粒米の値段は上昇する一方に対し、逆に日本の短粒米の価格は下落している。日本からの輸入で円高というのに値段は落ちる一方。そのからくりはよく知っているが、問題があることなので、ここでは書かない。また日本米に対して、風説などを含めて不安を持つ層などが、米国のカリフォルニア米などの中粒米に乗り換えて、値段もしっかりしていたが、これが、短粒米の値下げや、中東の事情などで(これもここでは詳しく書けないが)、少し落ち気味という、わけのわからない動きになっている。

当たり前の話だが、生きていくには「食料」は大切だ。それを市場経済だけを重視すると大変な事になることがわかる。
香港やシンガポールみたいな都市国家や食料自給率が100%を超えている国はまだ
良い。でも、問題はそうではない国の場合なのだが・・・。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です