ビールとわたくし

昔、昔も大昔、もう何十年も前のこと、自分がまだ子供の頃、ビールと言えば圧倒的にキリンビールがNo.1のシェアを誇っていた。何かの授業の時、学校の先生が何故、キリンビールがそのシェアを誇っているかと言ったら、副原料の米にあると言っていた記憶がある。
大人になってビールを飲むようになって、ビールってあんまりおいしい飲み物ではないなと思っていた。はっきり言ってビールのおいしさがわからなくて、それなら「ホッピー」の方がよっぽどうまいじゃないかと思ったぐらいだ。唯一、エビスビールはおいしいと思ったのであるが。

その後、それでももう20数年前になるが、香港で香港人の友人が、青島(チンタオ)ビールの生ビールを出すとこがあるんだけど行かないかという誘いを受け、どこだか 忘れたが、土曜の昼間に中国の国境近いかなり辺鄙なその場所に行った。その当時、香港でビールと言えば、カルスバーグかサンミゲルで、中国のビールって大 丈夫かなと思った。
しかしその生ビールが想像と違い絶品だった。すっきり飲める。初めてビールをおいしいと思って飲んだ。どうしておいしいのかなと考えたら、青島(チンタオ)って元々、ドイツの割譲地だと思い納得した。

一時期、普通の瓶ビールでも青島ビールはおいしかった。それがある日突然、まずくなった。というか、日本のあまりおいしくないビールみたいになった。
そのまずくなった頃から、青島ビールがポピュラーなものになっていたので、味が落ちたのは大量生産をし始めたからかなと思ってた。
それからいろいろなメーカーのビールを飲んだが、あまりおいしいビールにあたらなかった。ある日、あるレストランでドイツの生ビールを飲んだ。うまい。そしてその謎がわかった。
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